2015年10月3日土曜日

9月29日・9月30日に住民説明会が開催されました

第1回住民説明会につづき、第2回・第3回の住民説明会が開催されました。
それぞれ30名前後の市民の方が参加され、第1回住民説明会同様に活発な意見および質問がありました。

市まちづくり推進課は説明会への参加人数を非公表(9/30現在)としているため、全体を通した正確な人数は不詳ですが、おおよそ100名近い市民の方が参加されたものと推定されます。市民の関心の高さが表れたものと考えられます。


<開催状況>
 第2回説明会: 9月29日(火曜日)午後7時~ 芸能劇場
 第3回説明会: 9月30日(水曜日)午後7時~ スイングホール



<第3回説明会より>
都水道局より、浄水場建屋の高さについて何とか低くできないか検討していく旨の説明がありました。参加市民からは10m以下とすべきとの意見が出されました。
・大正時代に境浄水場の建設用地として私有地を提供された方の子孫の方からは、近所の人に迷惑をかけることは一切ないからとの話で土地を手放したとの話も紹介されました。
・高さ23メートルの大型プラントによる「日照権の侵害」・「景観利益の侵害」・「眺望権の侵害(富士山への眺望)」および高台にある大型水処理プラントが首都直下型地震等で破損した場合の危険性に伴う「人格権および生存権の侵害」、不動産価値の低下・家賃収入の減少による「財産権の侵害」等を指摘する意見が出されました。


<今後の市の対応について>
説明会で市民から寄せられた意見・質問、および10月13日まで市が募集している市民からの意見書をとりまとめ、それらに対する回答を用意していくとのことでした。
公表方法については、境浄水場の近隣住民に対して当該資料の全戸配布を行うか、その他の方法とするかを検討する旨の説明がありました。
(市の広報誌では紙面が限られること、ウェブではそもそも公表内容を認知できない市民が多いことから、第3回説明会では当該資料の全戸配布を当会から要望しています。)


<当会の意見>
「平成27年11月頃」に市が予定している「基本方針の決定・公表」よりも前に、今回市民から寄せられた意見書(住民説明会で出された口頭による意見・質問等を含む)に対する質疑応答について、総括した書面を地域住民に配布し、丁寧な説明を尽くすことを要望します。(原則論的には、総括ではなく、すべての意見・質問に対し、一つひとつ真摯な回答を示されることを要望します。)
これは第1回住民説明会において、市民からの「浄水場北側の第一種低層住居専用地域に対する日照への影響」についての質問に対し、「(用途地域の変更で)パチンコ屋が建つことはありません」云々とあからさまに的外れで、日照や景観、震災時のプラント破損等による深刻な影響を懸念する地域住民に不誠実な回答※を行った市の職員がいたことから要望するものです(都の浄水場内に民間営業施設(この場合、市の職員が説明に用いた「パチンコ屋」)が建つことを懸念する市民はいません)。

※当該説明会において、市の職員から一方的に「パチンコ屋が建つことはないから心配する必要はない」旨を説明されたもの。当該職員が市民から聞かれてもいない特定の事業モデルを差別的に取り扱い、殊更議論をすり替える回答手法は市民に強い不信感を与え、真摯な対応をしていないと感じさせることから、「不誠実」という強い表現を用いています。


尚、市まちづくり推進課長、都水道局設計課長におかれては、説明会で真摯な回答となるよう尽力されており、引き続き市民に寄り添った対応を期待します。



※説明会に参加された方で上記内容に事実誤認等がございましたらお手数ですがメールにてお知らせください。速やかに訂正いたします。こちらのリンクからご連絡ください。